2020年10月9日(金)
湯の台温泉 鳥海山荘(山形県酒田市)に行ってきました。
酒田から無料送迎あり。翌日はチェックアウト後に遊佐まで送っていただいた。少人数でも、事前予約しておけば送迎してくれるのでありがたい。
鳥海山荘は鳥海山麓に建つ、ロッジ風の建物だ。部屋のカーテンを開けると、鳥海山が見えていた。しばらく窓辺の椅子に座り、お茶を飲みながら眺望を堪能した。
生憎の曇り空だったが、鳥海山が見えていたのはラッキーだ。紅葉にはまだ早い、そんな季節だった。
写真が無いのが残念だが、食事がとても美味しかった。地元の食材を使った、創作料理のような感じだったと記憶する。控えめのコースでも満足できる内容だ。
天然温泉の大浴場もある。内風呂、露天風呂、貸切家族風呂。あまり大きな湯舟ではなかったが、露天風呂からの眺望は山そのもので、怖いほどの大自然を感じられる。
先客が1人入っていると遠慮するほどの小ささではあるが、視界の向こうには酒田湾を見下ろす山裾が広がっている。
夜も早朝も先客が長く入浴されていて、遠慮して少ししか入れなかったのが心残りだ。
泉質は、ナトリウム・マグネシウム・カルシウムー炭酸水素塩温泉。効能は、神経痛・関節痛・筋肉痛・五十肩・きりきず・慢性皮膚病・うちみ・関節のこわばり・慢性消化器病・冷え性・疲労回復・病後回復。
部屋の中にいても大自然の息吹を感じられる。夜はカーテンの向こうに野性の生き物の気配を感じて少し怖い気もしたが、大自然の懐に抱かれる感じもして良く眠れた。
翌朝はどんよりとした曇り空。部屋のカーテンを開けると、昨日見えていた鳥海山は見えなかった。
朝食も美味しくいただき、送迎バスの時間まで近くのジオパーク散歩コースを歩いてみた。人は全くいなかった。
山歩きに慣れていないためもあり、ちょっと怖い気もしたが、自然を愛おしく感じられる貴重な時間となった。
連泊して、読書したり散歩したり、山を歩いてみたり、温泉に入ってただぼんやりと過ごしたりしたい宿だと思う。
名残を惜しみながら、1人送迎バスで遊佐駅まで送っていただいた。
遊佐は鳥海山の湧水があちこちで湧き出し、清らかな水が流れる小川もある、素晴らしい街だった。美味しい湧水をいただきながら、遊佐の街を歩いてみるのも良いかもしれない。
酒田、鳥海山、遊佐の他、宿の周辺には見どころもたくさんある。山登りやハイキング目的でなくとも、何度でも行きたい宿の1つだ。もちろん、1人旅でもゆったりと寛げる。
〈場所の情報など〉
湯の台温泉 鳥海山荘:〒999-8207 山形県酒田市草津字湯ノ台66-1
コメント