2023年2月25日(土)
秋田県にかほ市象潟町の、道の駅象潟「ねむの丘」の中にある日帰り温泉「眺海の湯」へ行ってきた。土曜日ということもあり、地元の方々で賑わっていた。
浴槽は特別に大きいというわけではないので、20名も入ればいっぱいになりそうな印象。その日も、紅茶色の湯に足を浸けて浴槽の縁に座って眺望を眺める人多数。
しかし、混んでいても負けないくらいの開放感がたまらない。浴槽に沿った全面のガラスの向こうに日本海を広く見下ろせる構造になっている。荒れ気味の海の白波が、とても美しく見えていた。
写真はさらに上の階にある展望室からの眺め。ほぼ同じような眺望が望める。晴れていれば男鹿半島まで見えるらしい。夕陽もまた美しいに違いない。
紅茶色の湯は、ナトリウム-塩化物強塩泉(旧泉質名:強食塩泉)とのことで、濃厚でとろりとしていた。美肌効果と温まりが期待できるとのこと。隣の湯船は透明な湯のジャグジーだ。
それだけでは終わらない。脱衣所を出たところの受付の横には休憩室があり、座敷にテーブルと座布団が置いてある。やはり全面のガラスの向こうには、鳥海山を眺めることができるようだ。
残念ながらその日は曇り、吹雪、俄かに晴れという複雑な天気だったため、鳥海山を見ることはできなかったが。
さらに嬉しいことに、入浴料がとても良心的だ。90分で大人450円、小人300円。1日券で大人600円、小人400円。貸しタオル170円。
受付では無料のお茶や、おにぎりやなどの軽食も売っていて、湯船で日本海を眺め、休憩室で鳥海山を望み、行ったり来たりして一日過ごすことができるのだ。
最高ではないか。まあ、地元の方が多い様子なので、旅人ひとりは浮いてしまう場合も無きにしも非ず。平日なら空いているのだろうか?
朝から宿で2度温泉に入っていたので、ここでは早めに浴室を出てしまったことがとても悔やまれる。
日本海に沿った海岸線をドライブ、あるいはオートバイでツーリングするのなら、ぜひ立寄ってほしい温泉だ。
〈場所の情報〉
道の駅象潟 ねむの丘 「眺海の湯」
秋田県にかほ市象潟町字大塩越73-1
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