2023年2月24日(金)~25日(土)
1泊2日で、秋田県のにかほ市象潟町の海岸にある「さんねむ温泉」へ行ってきた。全国旅行支援を利用して、宿泊料3,000円引き、地域限定クーポン2,000円分付きだ。
正規で泊まるとけっこうなお値段のコースになる。地元の産物を使った様々な料理がほどよい量で、夕食のテーブルに並ぶ。メインはメバルの塩焼きと、国産牛のヒレカツだった。
せっかくだからと、にかほ市の酒蔵で作られている日本酒「飛良泉」(ひらいずみ)をグラスで注文した。料理にとても合う、辛口でコクと甘みのある酒だった。
食前酒として、日本酒仕込みの梅酒も付いていて、それもまた美味しかった。北限のイチジクが名物で、甘露煮も付いていた。
食事処はラフな仕切りがあって、プライバシーが守られており、1人でも気楽に食事ができた。窓の外には、晴れていれば鳥海山が見えたのかもしれない。春には桜が咲くのかな?
浴室はそれほど大きくはなく、外に面したガラス下面には目隠しがしてあるため、立ち上がらないと海は見えない。鳥海山側の眺望が見える浴室もあるのだが、工事中だった。
泉質は、単純硫黄冷鉱泉(低張性・弱アルカリ性・冷鉱泉)。効能は、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症とのこと。
部屋は快適だった。ツインルームで、広さも十分にあった。窓からは日本海が見え、その日は赤い夕陽が見えた。
ロビーには無料のコーヒーサービスがあり、入浴後や食事の後に自由に利用できる。土産物売り場もあり、名物のイチジクパウンドケーキは一押しだ。
海を見ながらマッサージ機を利用するスペースもあった。フロントやスタッフさんたちの感じも気さくで感じが良かった。
全体的に気楽に快適に過ごせる宿だった。ただ、日帰り入浴がリーズナブルに夜遅くまで利用できるので、地元の人で賑わっているタイミングもありそうだ。
今回は仙台市から高速バスで酒田へ行き、酒田駅からJR羽越本線で象潟駅へ。高速バスの時間帯によっては、酒田でかなり待ち時間ができてしまう。
今回は3時間の待ち時間があったので、酒田港へ立ち寄った。季節がら、月山越えの道程はまだ雪が大量に残っていて、はるか遠くへ旅をする気分だった。
はっきり言ってしまうと、象潟は遠い。距離的なものではなく、公共交通機関の不便さによるものだ。電車もバスも本数がかなり少ない。
宿へは、連絡すれば1人でも象潟駅から送迎をしてくれる。また、ここさんねむ温泉の強みは、徒歩10分もかからない場所に道の駅象潟「ねむの丘」があることだ。
そこへ行けば、土産物や地元産の産物、食事、美味しいコーヒー、素晴らしい日帰り入浴施設まである。展望室でぼんやり日本海や鳥海山を見ているだけでも至福だろう。
〈場所の情報〉
さんねむ温泉
〒018 – 0129 秋田県にかほ市象潟町字才ノ神31番地1
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