2021年11月22日(月)~11月24日(水)
宮城県の東鳴子温泉 旅館なんぶ屋へ行った。少し早い、誕生日記念の2泊3日の旅だった。
仙台から東鳴子温泉へ行くには、ミヤコーバスの高速バスが楽で便利だ。東鳴子温泉到着は16時を過ぎる。
しかし、なんぶ屋の場合、チェックインの時間が13時と早い。宿をフルに楽しむには、JRを乗り換えて行った方が長時間滞在できてお得だ。
なんぶ屋は、女性に人気があるという料理自慢の1人旅歓迎の温泉宿だと、Webサイトに紹介されている。
読みたかった本を数冊持参して、読書と温泉の贅沢な1人の時間を過ごそうと企てた。
しかし、あまりにも羨ましそうな顔の同僚に「行きますか?」と声をかけると、表情がパッと明るくなったので、1泊だけ同宿することになった。
予約日の直前に電話すると、気持ちの良い対応で人数追加の対応をしていただいた。1泊目は広めの部屋。2泊目はトイレ付きの1人部屋を用意してくれた。
なんと言っても料理が美味しかった。コロナ禍のため、1組ずつ個室で食事をすることができた。女性スタッフが多く、女性客には安心感のある接待だった。
メニューは、オリジナルの手料理が多い。「おいしいねぇ」と語り合える相手がいるのも、たまには悪くない。
お盆から外れて並べられる料理の数も多く、写真に入りきらなかった。丸ごとトマトサラダとチャウダーは定番メニューで、文句なしに美味しい。朝食には、餅が付く。
温泉の浴室は2種類ある。露天風呂のある日帰り入浴のできる男女別の大浴場と、宿泊客専用の貸し切りできる浴室だ。
貸し切りとはいえ、狭くはない。季節柄、窓の外には椿の花が咲いていた。
4~5人で入っても、ゆったりと気兼ねなく温泉を堪能できる広さがある。貸し切りにすると、さらに寛げる。
建物も雰囲気も気取った高級宿とは違うが「ただいま」とでも言いたくなる、気楽な心地よさがある。女将も気さくな方だった。
2日目は、同僚を徒歩5分の高速バス仙台・鳴子線のバス停(東鳴子温泉)まで送り、徒歩で潟沼まで散策した。
潟沼にはレストハウスがあり、食事や温泉水で淹れたコーヒーを楽しむことができる。(潟沼レストハウスの記事参照:https://hitori.doshaburi11aosika.com/2022/12/19/%e3%81%b2%e3%81%a8%e3%82%8a%e3%81%a7%e8%a1%8c%e3%81%8d%e3%81%9f%e3%81%84%e9%a2%a8%e6%99%af%e3%81%ae%e8%a6%8b%e3%81%88%e3%82%8b%e9%a3%9f%e5%a0%82%e3%80%80%e3%80%80%e9%b3%b4%e5%ad%90%e6%b8%a9%e6%b3%89/)
東鳴子温泉から潟沼までの道のりは、ひたすら急な坂道を上ること、徒歩40分くらい。
感覚的には、鳴子温泉駅からの上りのほうが、距離的にも気分的にも近く感じられる。
とても静かで、地味に見える東鳴子温泉の街だが、連泊すると過ごし方はたくさんある。
徒歩5分のところに、JR鳴子御殿湯駅もあるので、電車で鳴子駅方面や中山平温泉に出かけるも良し、近場で湯巡りをするも良し、街を散策するも良し。
レンタル自転車もあるらしいので、行動範囲が広がるだろう。
東鳴子温泉の宿は、規模が小さめの宿が多い。しかし、ほとんどの宿に自慢の源泉から湧き出す極上の温泉があり、お湯を愛する根強いファンもいるようだ。
かつての湯治場の面影を残す鄙びた温泉街、東鳴子温泉の魅力は深い。いつか、1人で長逗留したいものだ。
〈場所の情報〉
東鳴子温泉 旅館なんぶ屋
989-6811 宮城県大崎市鳴子温泉鷲ノ巣90−18
ミヤコーバス 高速 仙台~鳴子線
おまけ
11月24日(水)宿の窓から見た鳴子の初雪(動画)
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